手作り福祉用具 平成14年度結果発表

急速な高齢化や核家族化の進む中で、障害のある高齢者等の介護に対する関心が高まってきています。手作り福祉用具作品は、豊かな暮らしをお手伝いする自助具と介護用品をテーマにアイディア作品を募集しました。審査により、入賞作品を福井県介護実習・普及センターに12月27日(金)まで展示していますのでどうぞご覧ください。

最優秀賞

車椅子用オーバーテーブル

制作者名 鈴木 真人(上志比村)
コメント 車椅子を使用している者が遠足や運動会など屋外での食事の時に軽くて簡単に装着できるオーバーテーブルが求められました。
市販されているものは重くて装着にわずらわしさがありましたので、簡便かつ安全にを主眼に工夫しました。

優秀賞

介護用パジャマ(快護パジャマ)

制作者名 石倉 ひろ子(勝山市)
コメント 寝たきりで、腕が硬直してきている場合は、着脱に大変苦労します。介護する方が少しでも楽に出来ればと思い、市販のパジャマにファスナーを付けました。硬直している腕を先に通します。ズボンにもファスナーを付けました。介護する方が立つ側に付けます。オムツ(尿)の時は、いちいちズボンを腰を持ち上げて下げる必要がなく取りかえが楽に出来ます。上衣は、下着もいっしょにくっつけました。一度に着がえが出来ます。
☆もっとしなやかなファスナーがあったらいいのにと思いますが、今はないようです。

すいとる君

制作者名 石田 恵子(上志比村)
コメント 吸引器は、介護保険の福祉用具購入の対象にもなっておらず、その他の福祉関係の補助も受けられないのが現実です。しかしとても高価なものであり、常時必要な人は仕方ないとしても、時々必要な場合や、持っていたほうが安全という程度の場合は購入に躊躇してしまいます。
また吸引器を購入しても、その使い方や原理がわかりにくく、購入したもののうまく使えないといった事態も考えられます。在宅介護をする上では今後このようなケースが多くあると思い、緊急時や予備として安価で簡単に使えるものを考えてみました。
吸引力はゴムホースに空いた穴をテープなどでふさいで調整します。吸引瓶はペットボトルなので汚れたら使い捨てにすることも出来るため衛生的です。
実際に使用する場合はペットボトルが転倒しないようにベッドの端に挟み込んだり、膝で挟んで使用します。

ユニーク賞

ベッド上や立ち姿勢での小物拾い 兼 収納・取り出し器具(2種類)

制作者名 山下 博(福井市)
コメント 入院患者、高齢者、身体不自由者向き。
ベッド上から、あるいは腰、膝を曲げずに落とした小物などを拾うのに便利な器具を開発した。小物を底面部に突き差し、筒状の中にはね上げたり、手許で中に入れ込む。プラスチック状のものは、筒から柄にかけR状溝になっており、そこを転がして容易に取り出せる。いずれも、筒の中に一定期間、収納保管しておいても良い。高齢者でかがむのが不自由な人も各種を1人で拾う目的が達成できる。

粉薬・錠剤飲み 兼 飲ませ器具

制作者名 山下 博(福井市)
コメント はさみ状を開いて、スプーンの中に粉薬や錠剤を入れて、平坦状の方で、はさみのふたをして患者や常飲者の口の中に入れる。口の中で、上下をひっくり返してもよいし、上下が密封するように試作したので、口の外(飲む/飲ませる直前)にひっくり返しても良い。
はさみ状が開き切らなくても錠剤はすべり落ち、舌などにスムーズに入る。調理用計量スプーンはメタアクリル製で耐久性、安全性が大。ローレットつまみを回して5種類の大きさを付け替えることができる。ステンレス製はスプーンのイメージもあり抵抗感が小さい。両方ともメタアクリル製や木製(汚れ付着?)にしてもよい。はさみ状に工夫がしてあります。

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